ASD・ADHDによる思考の多動と不安に向き合い、身体感覚を取り戻していく日々【エンラボストーリー】

公開日:2026/04/25

「頭の中が常に忙しく、目の前のことに集中できない」と、特性ゆえの生きづらさを抱えていた日々。

次々と浮かぶ考えや衝動、そして対人関係の距離感に悩み、一歩踏み出す場所として選んだのがエンラボでした。
日々のワークを通じて、思考を落ち着かせる方法や自分の苦手なことを客観視する術を学び、少しずつ「自分を整える力」を育んできました。

かつての焦りから抜け出し、仲間と共に「長く働き続ける未来」を見据えられるようになるまでのプロセスを詳しく語っていただきました。

プロフィール

  • Sさん
  • 年代:20代
  • 診断名:ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如・多動症)
  • エンラボ歴:1年

ご自身の困りごと

  • 思考の多動(次々と考えてしまう)
  • 注意力の発散と集中力の維持の難しさ
  • 衝動のコントロールの困難さ
  • ASD特性による先読み不安(考えすぎ)
  • 家族や信頼する人との距離感(過度な依存)

紹介をきっかけに知った、自立訓練(生活訓練)という選択肢

エンラボを知ったきっかけは、地域の発達障害カフェのマスターからの紹介でした。

感情の振れ幅が大きく、衝動との付き合い方に課題を感じていた中で、

苦手さを整理しながら向き合える場所として、エンラボという自立訓練(生活訓練)を知りました。

見学で感じた、発達障害のある自分に合う開放的な空間

見学の際に印象的だったのは、施設の開放感と落ち着きです。

本がたくさん置かれていて、これまで読書に親しみがなかった私も、好きな時間に本を手に取るようになりました。

 

施設の外からは都会の喧騒が聞こえ、窓からは歴史ある建築が見えるなど、閉塞感のない空間だと感じました。

週5日通所から始まった、自立訓練での生活

体験時から、週5日通所しています。

家族の健康的な食事のおかげもあり体力的に安定していたため、無理なく通所を継続することができました。

「相手の話を最後まで聞く」ことを目標にした日々

通い始めた当初の目標は、

 

「相手が話しているときは、最後まで聞くこと」

 

「相手の状況を見てから声をかけ、質問をすること」

 

衝動的に話し始めてしまう癖があったため、一呼吸おいて相手を見ることを意識するようになりました。

ソマタイムで気づいた、思考の多動を整える方法

エンラボの「ソマタイム」を通して、深呼吸が自分にとってとても重要だと気づきました。


呼吸に意識を向けることで、思考の多動が落ち着き、注意を「今、目の前にあること」に戻せる感覚があります。

 

日々のソマタイムは、ASD・ADHDの特性と向き合いながら、自分を整えるために欠かせない時間になっています。

苦手さを客観視できるようになり、生まれた自信

苦手なことを日々客観的に見られるようになってきたことも、大きな変化です。


タイマーの補助はありますが、一日の振り返りで要点をまとめて話せるようになりつつあり、その点を評価してもらえたことが自信につながっています。

人との距離感に見られた変化

家族とは、トラブルになりやすいテーマをあえて話さないことで、相手を尊重する姿勢を持てるようになりました。


友人との関係でも、相手の状況を考えずに連絡してしまうことが減り、人との距離感を意識できるようになっています。

今の目標と、長く働くための準備

現在は、苦手なことを一つひとつ整理しながら、仲間との時間を大切にしています。


勇気を出して、チームに加わる機会を少しずつ増やしていきたいと考えています。

 

将来的な目標は、就職後に長く働くこと


これまで3年以上続いた職場がなかったため、同じ場所で5年以上継続して勤務し、無期転換を実現したいと考えています。

エンラボは「気持ちを伝えてもいい」と思える場所

自分の特性だけでなく、周囲との関係や将来への不安は、日常の中で次々と出てくるものだと思います。

 

気持ちを伝えることには勇気がいりますが、「支えてくれる人は必ずいる」

 

エンラボは、そう感じられる場所です。

読者へのメッセージ

不安は一つではなく、いくつも重なっていることが多いと思います。


それでも、気持ちを言葉にしようとしたとき、受け止めてくれる人はいます。

 

エンラボは、ASDやADHDの特性を抱えながらも、安心して自分と向き合える場所だと、私は感じています。

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