新しい目標を見つけられた9ヶ月、自分もまた支える人になりたい【エンラボストーリー】

更新日:2026/07/28

職場の人間関係のトラブルがきっかけで精神疾患を患い退職したTさん。休養後、就労移行支援事業所に1年通所していましたが、就職するという具体的な目標に向けて活動していくと、かつてのトラウマがよみがえり体調が悪化してしまいました。

紹介されたエンラボに通所していくことで穏やかな気持ちや人間関係の築き方を再確認でき、将来は福祉に関わる仕事がしたいと通信制の大学に進学したTさんに、今後を語っていただきました。

プロフィール

  • イニシャル:T
  • 年代:30代
  • 診断名:双極性障害、複雑性PTSD
  • エンラボ歴:9ヶ月

ご自身の困りごと

  • 人のことを敵か味方かで判断してしまう
  • 大きな声や音を聞くと気分が悪くなってしまう
  • 過去の嫌な記憶を何時間も反芻してしまう

就労移行支援事業所に通うも

就労移行支援事業所に通い、順調に通所日数を伸ばしていき、書類選考や実習が現実味を帯びてきた頃。自己理解を深めるために行なった「過去に職場であった嫌なことを具体的に書き出してください」というプロセスをきっかけに過去のトラウマが噴出してしまいました。

体調を崩してしまったTさんは就労移行支援事業所に通うことが難しくなり、訓練の途中で泣き出してしまったりなど、感情のコントロールができなくなってしまいました。

これでは就職は無理だと思ったTさんは就労移行支援事業所のスタッフに相談をします。

もう一度自分を見つめ直す時間を作る

相談をした就労移行支援のスタッフに連れられ見学に訪れたのは、エンラボカレッジ。カフェのようなおしゃれな雰囲気と、穏やかそうな支援員の方に安心感を覚えたといいます。

卒業後の進路も様々で、就職したり、就労移行支援事業所へ進んだり、進学をしたり色んな道があるのだと知りました。

Tさん本人は「早く就職をしなければ」という焦りもありましたが、今は回り道をしてでも心の回復を優先した方がいいという家族の勧めで、何日か体験を通して通所を決めました。

通所も人間関係もなるべく様子を見ながら

始めは週3回、午前だけの通所から体を慣らしていきました。すぐに終日通所にステップアップすることができ、体力の回復も実感できていました。

しかし、通所を始めても過去のトラウマで人と関わることに抵抗を感じていたTさんは、他の利用者さんとは関わらずになるべく1人で行動していたといいます。

グループワークもお休みさせてもらったり、ボードゲーム大会なども部屋の隅から様子を見ているだけと徹底的に人との関わりを避けていました。

穏やかな人たちと感情に触れて

体調も安定し、通所日数も週5日に伸ばすことができた頃。

感情学で「穏やかさを探しにいこう」というワークがありました。始めはそんなものはないと思いながらワークを受けていたTさんですが、他の人の意見を聞いたりしているうちに、もしかするとこの感情も穏やかさなのではないかと気づくことができたといいます。

そして、人間関係にも変化が訪れます。お昼休憩中に利用者さんに話しかけられ、雑談に応じ、楽しくお喋りすることができました。
こんなに穏やかな人たちなら、関わっても大丈夫かな、と心境に変化が表れ始めました。

自分の長年の夢と新たな夢

仲良くなった利用者さんも多くなった頃、Tさんは目標ができていました。それは、福祉に関わる仕事をするということです。

ただ、具体的にどうしたらいいかと迷っている中、とあるスタッフさんのキャリアストーリーが開かれました。それは、働きながら通信制の大学を卒業し、巡り巡ってエンラボカレッジに就職したというキャリアストーリーでした。

かつて大学進学を諦めたことのあるTさんは、ずっと行ってみたかった大学への進学と福祉の勉強の両方を実現して、福祉に関わる仕事をしようと決意しました。

社会福祉士を目指して日々勉強

福祉に関わる仕事がしたいと目標を持ったTさんは、実はエンラボカレッジのような自立訓練事業所の支援スタッフとして働きたいと考えていました。

参考に見たエンラボカレッジの求人票には「社会福祉士などの資格があれば尚可」の文字が書かれていました。社会福祉士になるため、勉強と学費のためのアルバイトの日々です。
およそ10年ぶりの学生生活と、アルバイトの両立は慣れないことばかりですが、自分のように困った人を支えられる支援者になるために頑張りたいと語りました。

支えられる側から、支える側へのステップアップ

就労移行支援事業所からエンラボカレッジへ来た時は、働く道からまた遠のいてしまったと自分を責めていました。

しかし、今までの自分のキャリアを見つめ直す時間や、自分の感情に向き合ってみると、また違う道が見えてきました。回り道をしてもいい、と背中を押してくれた家族や、支援してくださったスタッフの方々のおかげで、また新たに目標を見つけることができました。

迷った時、どうしても進めない時、一度立ち止まってもいいのでゆっくり自分と対話をしてみると良いと思います。

障害や生活のことまずは
相談しませんか?

あなたのお悩みやお困りごとについてお聞かせください。

見学・体験も随時受け付けております。