就労移行のペースに不安を感じた30代女性が、自立訓練で自己理解と生活リズムを整え、就職を目指すまで【エンラボストーリー】

公開日:2026/04/27

「働きたいけれど、急なペースアップにはついていけない」と、体力や精神面の不安から一歩踏み出せずにいた日々。

指定難病との向き合い方や、長年抱えてきたコミュニケーションへの苦手意識に悩み、「何から手をつければいいのかわからない」状態でエンラボでの自立訓練をスタートしました。
カフェのような落ち着いた環境の中、週2日の通所から少しずつ生活リズムを整え、プログラムを通じて自分の特性を客観的に見つめ直してきました。

「無理をしないこと」も自立への大切なステップだと気づき、現在は自分の得意・不得意をまとめた『自分/支え方マニュアル』を手に、着実に就職への準備を進めているプロセスを詳しく語っていただきました。

プロフィール

  • Sさん
  • 年代:30代
  • 診断名:全身性エリテマトーデス(指定難病)、自閉スペクトラム症
  • エンラボ歴:1年4ヶ月

自身の困りごと

  • 自分に合う仕事や強みが分からない

  • 思考の多動・感情抑制・不眠がつらい

  • 相談や気持ちの言語化ができない

  • 周囲との比較や通所ペースへの焦り

  • 社会に出ることへの強い不安と自信喪失

小学生の頃から続いていた人間関係とコミュニケーションの悩み

悩んでいたことは本当にたくさんありました。


特に大きかったのは、小学生の頃から続いていた人間関係の悩みと、それに伴うコミュニケーションへの苦手意識です。

 

大学生の頃の就職活動では、「社会人に必要なのはコミュニケーション能力」と言われることが多く、そのたびに落ち込んでいました。
面接でもうまく話せず、失敗が続いたことで自信を失っていきました。

 

さらに、指定難病である全身性エリテマトーデスを発症。
ピーク時には2か月に1回ほど体調を崩してしまい、就職という目標はさらに遠のいたように感じていました。

「何から始めればいいのかわからない」状態だった当時

治療や服薬によって症状は落ち着いてきたものの、

  • 病気が再燃しないよう配慮が必要
  • 生活リズムが整っていない
  • ブランクがある

など、課題は山積みでした。


「何から手を付ければいいのか、本当にわからない」
そんな状態だったと思います。

見学で感じた、落ち着いて過ごせそうな空間

エンラボカレッジを見学した際に印象的だったのは、黒を基調とした内装でした。
白を基調とした事業所が多い中で、おしゃれなカフェのような雰囲気があり、

良い意味で「自立訓練事業所らしくない」と感じました。

 

「ここなら、落ち着いて過ごせそう」
そう思えたことは、利用を検討する上で大きなポイントでした。

エンラボを選んだ理由は「自己理解」と「安心感」

エンラボカレッジを選んだ決め手は、主に次の3点です。

①自己理解に力を入れたワーク内容が興味深かったこと

②心が落ち着きそうな雰囲気だったこと

③幅広い年齢層の方が利用していたこと

 

加えて、スタッフの方々が親切丁寧に説明してくださり、些細な質問にもきちんと答えてくださったことが印象に残っています。

週2回から始めた「無理のない自立訓練」

通所当初は、週2回(午前・午後)の利用からスタートしました。
そのペースで1か月ほど続け、「慣れてきた」「これなら大丈夫そう」と感じたタイミングで、週3回に増やしました。

 

「頑張りすぎないこと」を大切にしながら、少しずつ通所回数を増やしていった形です。

目標は、生活リズムの安定と自己理解を深めること

当初の目標は大きく2つありました。

①生活リズムを整え、安定した通所ができるようになること。
②ワークへの参加を通して、自己理解を深めること

感情学・コミュニケーション・My Lab.で得られた気づき

自己理解を深めるうえで特に役立っていると感じているのが、「感情学」「コミュニケーション」「My Lab.」といったプログラムです。

 

単発プログラムでは、写真が好きな自分に合っていた「写真撮影大会」や、初めて参加してみて意外と面白かった「アキネータークイズ」なども印象に残っています。

 

楽しみながら参加できる中で、自分の特性や考え方に気づく機会が多くありました。

午前中に外出できるようになったという大きな変化

以前は朝起きることがとても苦手で、「午前中の外出なんてとんでもない」と思っていました。


ですが、エンラボカレッジに通所するようになってからは、午前中に予定を入れることも選択肢に入るようになってきました。

 

ワークで学んだ内容を通して、
今までとは違う視点で自分の特性や困りごとと向き合えるようになってきたと感じています。

今はまだ途中。でも、少しずつ前に進んでいる実感

現時点では、家族や周囲の方に「はっきり分かる変化」はないかもしれません。
それでも、卒業する頃には「変わったね」と言ってもらえることが一つでもあれば嬉しいと思っています。

現在の目標は週5通所と「自分支え方マニュアル」の完成

現在は週3〜4回の通所を続けており、いずれは週5回の通所を目指しています。
また、『自分/支え方マニュアル』を完成させることも大きな目標です。

ワークで得た気づきや、他の利用者さんの意見を参考にしながら、自分の得意・不得意、困りごとへの対処法をこまめにメモしています。

就職に向けて大切にしたいのは「無理なく続けること」

理想は週5日フルタイムで働くことです。
そのためにまずは病気が悪化しない範囲で、無理なく継続して働けることを第一に考えたいと思っています。

 

最終的な目標は、就職し、職場に定着することです。

読者へのメッセージ

環境や生活、行動パターンが変わることへの不安は、誰にでもあると思います。
何から始めればいいのかわからないと感じることも、決して特別なことではありません。

 

エンラボでは、スタッフの方々がいつでも優しく相談に乗ってくれます。
見学や体験に行ってみて初めて分かることもたくさんあります。

 

少し勇気を出して一歩踏み出してみると、楽しいことや、面白いことに出会えるかもしれません。

 

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